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森林セラピーとは、癒し効果が科学的に検証された「森林浴効果」をいいます

森に足を踏み入れると、一面に緑が覆い、木々や土が香り、森に息づくいのちや力を感じることができます。そして、その力は私たちを癒し、リラックスさせてくれます。森林の持つこれらの効果は、「森林浴」として親しまれてきました。しかし、その効果については感覚的に語られてきたにすぎません。

一方で、現代社会を見わたすと生活習慣病やメンタルヘルス(心の健康)の不調が大きな問題になっています。心と身体の健康への関心が高まるにつれ、森林浴のニーズも、ただ漫然と「気持ちがいい」というものから、「健康になりたい」「ストレスを解消する方法を知りたい」という積極的なものになってきました。  

そこで、この森林浴の癒し効果を科学的に解明し、心と身体の健康づくりに活かそうという試みが「森林浴」から一歩進んだ「森林セラピー」誕生のきっかけです。

森林セラピーは、医学的な証拠に裏付けされた森林浴効果のことです。
森を楽しみながらこころと身体の健康維持・増進、病気の予防を行うことを目指します。
具体的には、森林の中で呼吸法やヨガ、アロマテラピー等を組み込んだ心のリラクセーション・プログラムや、森林ウォーキングやノルディックウォーキングの運動を通じた身体のフィットネス・プログラムを行います。森林の近くで温泉やヘルシーな郷土料理を楽しめたり、医師と連携して健康相談を行う森もあります。

森林セラピーを楽しめる「森林セラピー基地」と「セラピーロード」は、現地と都会で比較実験を行い、癒しの効果・病気の予防効果が科学的に認められたお墨付きの森です。2006年から認定が始まり、現在では全国に60ヶ所誕生しています。
森林は迷いやすい・怖い・急勾配で疲れる、などのマイナスなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、認定されている森は明るく、ロードのほとんどが緩やかな勾配です。中には車いすでも入ることのできるバリアフリーのロードもあります。

森に訪れる人をご案内するのは、「森林セラピーガイド」や「森林セラピスト」です。
森林セラピーのプロである森林セラピーガイド・セラピストたちは、森を通じて心とからだの健康を維持・増進していくための補助と助言を行っています。

森林セラピーは、ハイキングでも、登山でもありません。
新しい森の楽しみ方を、あなたも体験してみませんか。


森林セラピーは、医学や医療システムを背景にした森林内での保養活動一般を指し、リラクゼーション効果や免疫機能の改善など予防医学的な効果を期待するものです。エビデンスに基づく慎重な対応を図ることが課されています。将来的には森林セラピーは医療分野の各種療法を担う可能性がありますが、エビデンスが確かなものとなるまでは、森林内での療法は医師の指導抜きで行うものではありません。

(文献)
森林医学Ⅱ. 朝倉書店, 2009

LinkIcon「森林セラピー」、「森林セラピスト」、「セラピーロード」の商標登録について

森林セラピーが生み出す健康効果

  1. 森林浴でストレスホルモンが減少する
  2. 森林浴で副交感神経活動が高まる
  3. 森林浴で交感神経活動が抑制される
  4. 森林浴で収縮期・拡張期血圧、脈拍数が低下する
  5. 森林浴で心理的に緊張が緩和し活気が増す
  6. 森林浴によりNK活性が高まり免疫能が上がる
  7. 森林浴により抗がんタンパク質が増加する
  1. 「緊張」「抑うつ」「怒り」「疲労」「混乱」などのストレス状態の改善
  2. 「活気」「活力」の意欲、エネルギーの回復
  3. 「身体の痛み」等の自覚症状の改善
  4. 「全体的健康」「心の健康」等の気分の改善
  5. 最高血圧・最低血圧の低下、脈拍の減少等の自律神経系の改善
  6. 運動による体質改善とリハビリテーション効果

(独)森林総合研究所、千葉大学環境健康フィールド科学センター、日本医科大学、日本衛生学会・森林医学研究会による、生理・心理・物理実験等により、森林のもつ「癒し」効果の科学的解明に関する研究より

実験で得られた結果

生理・心理・物理実験を、都市部と森林部で行った結果、唾液の中のコルチゾールという「ストレスホルモン」が都市部に比べ、森林では濃度が低くなるということがわかりました。
また、心拍の「ゆらぎ」の測定で、森林ではストレスの高い時に高まる「交感神経活動」が抑制され、リラックスした時に高まる「副交感神経活動」が昂進するということ、さらに脳の前頭前野の活動が鎮静化しリラックスすることがわかりました。免疫能についても2泊3日の森林浴でNK活性(ナチュラルキラー活性)が高まることがわかりました。

森林内の環境

fig_graph_1.gif森林セラピーロードにおける温熱環境(PMV)
温度、湿度、輻射熱、風速、被服量、活動量から測定。
都市と森林の温熱環境(PMV)を比べると、森林の方が都市より快適性が高い。つまり森林の方が温度・湿度・風・輻射熱などにおいて都市より快適であることを示す。

森林の香り成分(フィトンチッド)

fig_graph_2.gif森林セラピーロードにおけるフィトンチッド量
植物の放出する化学物質(α-ピネンやリモネンなどのフィトンチッド)を測定。
樹木の発散する化学成分であるフィトンチッドは、森林セラピーロードにおいてイソプレンが最も多く、α-ピネン、カンフェン、β-ピネンなどが検出された。

森林浴で心理的にリラックス

fig_graph_3.gif森林部と都市部におけるPOMSによる心理的変化
アンケート用紙を用いて人の気分(緊張や不安、活気など)を測定するPOMSを使用。
森林浴歩行後、森林は都市と比較して「緊張」「疲労」の気分が緩和され、「活気」が高まることがわかった。

森林浴でストレスホルモンが減少

fig_graph_4.gif森林部と都市部における唾液中コルチゾール濃度の推移
コルチゾールは代表的なストレスホルモンで、ストレス時に濃度が上昇。唾液から濃度を測定した。
図はストレスホルモンであるコルチゾール濃度を示す。森林浴歩行において、森林は都市に比べストレスホルモンが減少した。

森林浴で血圧や脈拍数が減少

fig_graph_5.gif森林部と都市部における血圧および脈拍数の変化
収縮期血圧、拡張期血圧、脈拍数はストレスがかかると上昇する。
図は収縮期血圧および脈拍数を示す。森林浴において、収縮期血圧および脈拍数が都市に比べて低下していることがわかる。森林の方が都市よりリラックスしている状態にある。

森林浴で交感神経活動が低下

fig_graph_6.gif森林部と都市部における心拍変動性(交感神経)の推移
心拍の揺らぎを解析することにより、自律神経活動を副交感神経活動(リラックス時に昂進)と交感神経活動(ストレス時に昂進)に分けて数値化。
図はストレスの指標である、交感神経の活性化を示す。森林浴において、森林は都市に比べ交感神経活動が低下し、ストレスが緩和されていることがわかる。

森林浴により抗がんタンパク質が増加する

fig_graph_7.gif森林浴による抗がんタンパク質の変化
図は森林浴前と2日間の森林浴の主要な抗がんタンパク質の変化を示す。森林浴によって、グラニュライシン・パーフォリン・グランザイムの主要な3種類の抗がんタンパク質が増加したことがわかる。森林浴によって抗がんタンパク質が増加し、がんに対する抵抗性が高まったことがわかる。

森林浴によりNK活性が増強する

fig_graph_8.gif森林浴による免疫能(NK活性)の変化
図は森林浴前と2日間の森林浴のNK活性の変化を示す。森林浴によって、ヒトのNK活性が1日で27%、2日で53%増強されたことがわかる。森林浴によってNK活性が増強し、がんに対する抵抗性が高まったことがわかる。



資料提供
(独)森林総合研究所、宮崎良文氏・朴範鎭氏(千葉大学)、李卿氏(日本医科大学)他

※グラフは「心のふるさと」信州いいやま~母の森神の森~(長野県飯山市)での実験結果です。
さらに詳しい研究結果は、日本衛生学会 森林医学研究会HPに掲載されております。