梼原町は、北と西を愛媛県に接し、雄大な自然景観の四国力ルストをもつ四国山地に属する。町域の91%を森林が占め、町を流れる梼原川沿いに集落が点在する静かな里山だ。
町の東にある太郎川公園は観光や森林セラピーの拠点。園内には、雲の上のホテルや雲の上の温泉など、「雲の上」の名を冠した施設が並んでいる。周辺には森林生態学習館や津野山神楽の回り舞台が付いたきつつき学習館、くさぶき民家の食堂などもある。
久保谷ロードは、太郎川公園から南へ25kmに位置する鷹取山の原生林を背にした緑深い地にある。なかでも88万㎡を占める国有林には、モミ、ツガを主とした樹齢数百年の立木や切株が群生し、独特の景観をつくっている。
認定2007年3月
問い合わせ先0889-65-1100(雲の上のホテル)
関連ホームページ
梼原町役場 森林セラピー 紹介ページ
- 基地・ロードの標高最高地点270m/最低地点260m(標高差10m)
- 地形丘陵・平地
- 気象山地・平地気候
- 森林コナラ、エゴノキ
- 代表的な樹種コナラ、エゴノキ、スキ、ヒノキ
- ロード数1(うちバリアフリー対応なし)

日帰りモデルプラン(久保谷)
久保谷渓谷の流れを真下に眺め、セラピーロード沿いには先人がら受け継がれてきた水路が流れている。ゆっくりと流れる水面と荒々しい渓谷の流れを感じる変化に富むコース。お大師の森では、山々の眺望でのんびりとひと休みしよう。
日帰りモデルプラン(太郎川)
坂本龍馬脱藩の道や茶堂など歴史と文化を楽しみ、三嶋神社の水辺でのんびりしたら雲の上の温泉で疲れを癒す。
2泊3日モデルプラン
季節ごとの景観を楽しませてくれる久保谷ロード散策のほか、龍馬脱藩の道や茶堂で歴史と文化を感じる。くさぶき民家の郷土料理も味わえる。三据神社の水辺散策の後は、雲の上の温泉で疲れを癒す。
- 0889-65-1100(雲の上のホテル)
受け入れは通年可。冬期は積雪によりメニュー変更がある。
雲の上のホテル
太郎川公園内にあり、木の素材とモダンな感性が調和したホテル。森林セラピーの拠点施設でもあり、ガイドツアーなどの申し込み先にもなっている。洋室10室、和室5室、コテージ4棟を備え、館内の大浴場のほか、別棟の「雲の上の温泉」も利用できる。食事はレストランの利用で、天狗高原で育てられた牛肉料理をはじめ、四万十川源流で捕れたアメゴや鮎の川魚料理、津野山郷の山菜料理などが味わえる。
- 0889-65-1100
- 素泊まり1万3650円~
雲の上の温泉
標高500mに位置する太郎川公園内にある日帰り入浴施設。炭酸水素塩冷鉱泉の湯は、慢性婦人病や神経痛などに効果があり、余分の脂分や古い角質を落とすことから「美人湯」と呼ばれている。内湯、ジェットバス、寝湯、打たせ湯、サウナ、家族風呂(3日前までに要予約)などを備えるが、なによりも森林浴気分で入浴できる露天風呂がいい。
- 0889-65-1126
- 10:00~22:00
- 火曜(17:00~22:00は営業)
- 500円
農家民宿
普通の民家に宿泊する農家民宿。農家の人と一緒に山菜や野菜を採ったり、同じ食卓を囲んで料理を食べたりしながらゆっくりとした時間を過ごせる。梼原町では6軒の農家が登録している。
- 0889-65-1250(梼原町産業振興課)
- 1泊2食付6500円~
坂本龍馬脱藩の道
文久2年(1862年)3月24日、坂本龍馬は澤村惣之丞とともに高知を出奔し、翌日梼原に到着。その夜、梼原の那須俊平・信吾父子の道案内で宮野々番所と松ヶ峠番所を抜けて韮ヶ峠を越えて伊予の国に脱藩した。韮ヶ峠は脱藩ルートとして案内板などが整備されている。
手づくり体験
わらじ作り、竹・木細工、そば打ち、こんにゃく作り、紙漉き、おじゃみ作り、餅つき、つるかご細工、山菜採り、野菜の栽培・収穫などの体験のほか、「四万十川で遊ぶ」「龍馬脱藩の道を歩こう」といったセラピー体験もある。
- 0889-65-1250(梼原町産業振興課)