八女市は、福岡県の南部に位置し、矢部川が中央部を貫流し、その品質の高さで全国でも有名な「八女茶」の生産地であり、市内の至るところに美しい茶畑が広がっています。
市の観光拠点であり、森林セラピーの拠点にもなっている「くつろぎの森 グリーンピア八女」は、標高約400mの丘陵地に約300万㎡の林地が広がり、大小9つの湖が点在する森と湖の保養施設です。
ホテルを中心に、東西に伸びる3つのコースが設定され、各コースを組み合わせることで最長8kmの健脚向きコースも設定できます。森林の多くは、リラックス効果をもたらすフィトンチッドが豊富とされるスギやヒノキの針葉樹が広がり、セラピーロードでは、ヤブツバキやカシ、クヌギ、コナラ、モミジなど広葉樹林も見られ、森林療法にはこのうえない環境といえます。
問い合わせ先 | 八女市黒木支所まちづくり推進係 0943-42-1112 |
公式HP | 八女市役所ホームページ |
認定 | 2008年4月 | 森林 | 森林広葉樹林 |
代表的な樹種 | ヤブツバキ、カシ、クヌキ、コナラ、スギ、ヒノキ |
ロード数 | 3 |
名称 | 標高 | レベル | 歩行時間 | 歩行距離 |
どんぐり拾いの小道 | 最高約481m 最低約417m | ふつう | 1時間30分~2時間 | 1.77km |
ホテルを出発地とするロードで、駐車場の周囲にある桜や紫陽花が来訪者を出迎えます。ロードの途中には雑木林、クヌギ林でドングリ、冬には山茶花がみられ、四季折々の移ろいを発見することができます。 ロードは、起点部のみがアスファルト舗装で、あとは未舗装です。ゆったりと小山を越えるロードとして気軽に散策できます。また、ロード途中の展望所では、軽登山で有名な雄岳・雌岳を見渡すことができます。 | ||||
泉と小島への散歩道 | 最高約464m 最低約420m | ふつう | 1時間30分~2時間 | 1.83km |
ホテルを出発してコテージ群の横を通り、善蔵池を目指すロードです。 コナラの大木を通り、その先に表れる山中池は、周囲が比較的林齢が高い広葉樹に被われ、湖面への防風効果から静水面となり、春の新緑、秋の紅葉が美しい情景を描いています。池に沿った小道から橋で結ばれた小島からは、四季折々の木立と水の対比が美しく、回遊式庭園にも似た景観を生み出しています。 | ||||
熊笹と湖の小道 | 最高約441m 最低約433m | ふつう | 1時間30分~2時間 | 2.26km |
セラピー広場から善蔵池を周回するロードです。 池の周囲は針葉樹と雑木林が交互に広がり、秋には緑と紅葉のグラデーションが描かれます。ロードに沿った檜や杉の林では地面を熊笹が被い、笹の絨毯が敷き詰められたように広がっています。ロードは高低が少なく、湖の地形に沿い左右に視界が変化し、遠景の山々を借景とした風景を望むことができます。 また、途中の堤防からは善蔵池全体の緑、遠景には県内最高峰の釈迦岳などの周囲の風景を一望できます。 |
松花堂ランチは、森林セラピー基地内にある「くつろぎの森グリーンピア八女」のレストランでお召し上がりいただけます。天ぷら、茶そば、旬の彩り料理9品、御飯、汁物の全13品で料金は1,250円で予約制です。森の癒し弁当"四季菜"は、棚田米を使用し、地元産野菜の煮付けなど、四季折々の食材を活かした手作りの懐かしい弁当です。料金は1,000円で予約制となっています。どちらもその時期で内容が変わりますので、写真はイメージです。
山中渓谷別名「モミジ谷」とも呼ばれるように紅葉の名所として名高い。250万年前の溶岩が冷えて誕生した重箱岩をはじめ、絶壁が続く剣崖、流水が作り上げた渓床、いくつかの小さな滝などが一体となった美しい渓谷で、周辺は公園として整備され、水辺を歩く遊歩道が設けられている。 |
霊巌寺と奇岩応永30年(1423)に、中国の明から帰国した栄林周瑞禅師が、持ち帰った茶の実をこの地で栽培し、製茶法を伝えたのが八女茶の始まりという。近くには日本三大奇岩の珍宝岩(男岩)、女岩の夫婦岩を始め、仲人岩、座禅岩、地蔵岩などの奇岩群が広がっており、そこはまるで別世界だ。 |
黒木の大藤![]() 応永2年(1395)に後征西将軍良成親王が植栽したものと伝えられる「黒木の大藤」は、町の中心部にある素盞嗚(すさのお)神社境内にある、樹齢620年を超える国指定天然記念物。開花時期の4月中旬~5月上旬には、数千万といわれる花房を垂らし、一帯が藤色に染まる。開花期間中は「八女黒木大藤まつり」も行われる。 |