日本三大力ルストに数えられる四国力ルストは、標高1485mの天狗森を最高峰に25kmにわたって広がる石灰岩大地。森林セラピー基地になっている天狗高原は、四国カルストの東に位置し、石鎚連峰から太平洋まで見渡す360度のパノラマをもつ。
緑の草原の中に、カレンフェルトと呼ばれる点々と連なる石灰岩の塊は、まるで草原に遊ぶ羊の群れを見るようで、ドリーネと呼ばれるすり鉢状の地形もカルスト特有のもの。
この中に、草原と原生林、天狗生活環境保全林を結ぶ遊歩道が数多く整備されており、異なる森林環境の中で、四季折々の自然体験ができる。コースは全体的になだらかで、周遊の遊歩道コースも選択できる。
問い合わせ先 | ・津野町企画調整課 0889-55-2311 ・天狗荘 0889-62-3188 |
公式HP | 津野町 森林セラピー 高原ふれあいの家 天狗荘 |
認定 | 2008年4月 | 森林 | 広葉樹林、カラマツ林、ヒメシャラ林 |
代表的な樹種 | カエデ類、ブナ、ケヤキ、トチノキ、ミズナラ、カラマツ、ヒメシャラ等 |
ロード数 | 4(うちバリアフリーロードなし) |
名称 | 標高 | レベル | 歩行時間 | 歩行距離 |
天狗ヒメシャラ・引割りロード | 最高1355m 最低1087m | しっかり | 5時間 | 片道4.5km |
ヒメシャラ林コースは、カラマツ林コースの1kmを併用して片道4.5kmあるロングコース。セラピーロードの東側には、有史以前の大地震によってできた大引割・小引割と呼ばれる2つの大きな地割れがある。 | ||||
天狗の森ロード | 最高1484m 最低1270m | しっかり | 3時間 | 片道3.7km |
ブナ、ミズナラ、ウラジロモミ、ヒメシャラなどが生い茂る天狗の森から黒滝山を通り、横道を経由するコース。 | ||||
カルスト高原展望ロード | 最高1437m 最低1355m | らくちん | 45分~1時間30分 | 1km~3km |
眺めのよいカルスト台地の高原からモミ、コマユミ、カエデなどの森を歩く。 | ||||
四万十源流 不入渓谷ロード | 最高535m 最低525m | らくちん | 1時間 | 片道1.2km |
不入山西側で、素掘りされた隧道(すいどう)があり、カエデ類が多く、紅葉が美しい。新緑と川の流れを聞きながら「堂立」の絶景ポイントへ向かう。 |
3億年前の海底火山の噴火から四国力ルストを形成の仕組みをはじめ、天狗高原や周辺の山々、そこに咲く高山植物・花木や生き物などを音と映像とパネルでわかりやすく解説する。ベランダに立てば、室戸岬や足摺岬が見える。
四国力ルスト天狗高原の東側の標高1355mに立つ宿で、高知県と愛媛県の県境にあり、建物は県境をまたぐ。目の前の草原には四季折々の花が咲き、標高1000m級の山並みが連なる。客室は和室23室、洋室2室、ハンディキャップルーム1室という構成で、太平洋や石鎚山を眺める展望風呂も備える。
風の里公園![]() 山の頂に立つ鳳力発電用の風車は、羽の直径61m、タワーの高さ68mというビックサイズ。全20基の風車か並ぶ風の里公園には、遊歩道が整備されたカルストゾーン、風車体験ゾーン.昆虫の森、森林浴の森などさまざまなリラクゼーションゾーンがある。 |
道の駅布施ヶ坂![]() 津野町の中央部、国道197号線沿いにある道の駅。物産販売所の「四万十村」では、津野山茶や四万十川源流の氷、土佐ジローアイスなどが買える。400mのローラースライダーが圧巻。
電話:0889-62-3225
営業:9:00~18:00(11月~3月は9:00~17:30) |
かわうそ自然公園![]() 国道197号線に沿って流れる新荘川は、日本カワウソが発見されたところ。川沿いに設けられた「かわうそロード」周辺にはカワウソにまつわるエピソードがいっぱい残され、中心部には「かわうそ自然公園」がある。 |