飯南町は、広島県三次市と接し、美しい里山と豊かな森に抱かれる中国山地の町。町の南部に当たる赤名地区は、江戸時代に世界遺産・石見銀山の銀を尾道に運んだ銀山街道や松江・広島街道、出雲街道が合流・分岐する交通の要衝地で、随所で往時の遺構を見ることができる。
どのコースを散策しても小川のせせらぎが聞こえ、スギ・ヒノキを始めとした針葉樹林やコナラ・シイなどの広葉樹林、クロモジ・チャボガヤなど香りの強い植物などバラエティに富んだ森が広がる。また、一部を除き大部分のロードにガイド自らウッドチップを敷き、歩行における足腰の負担を軽減させ、触覚・嗅覚にも働きかけている。また、春のヤマシャクヤクの群生、夏のヒメボタルの乱舞、秋の燃える様な紅葉、冬の白銀の森など、一年を通して様々な表情を見せてくれる。
歴史的にも古くはたたら製鉄の遺構が残り、人と森の共生の歴史を垣間見ることができ、現代人が忘れがちな「森と共に生きる」ことを実感できる。十分に研鑽を積んだガイドがお客様と森との懸け橋となり、初めてのお客様もリピーターのお客様も飽きることのない森林セラピーを体験できる。
問い合わせ先 | ・飯南町観光協会 0854-76-9050 |
公式HP | 飯南町森林セラピー |
認定 | 2007年3月 | 森林 | スギ・ヒノキ |
代表的な樹種 | スギ・ヒノキ |
ロード数 | 4(うちバリアフリーロードの数0) |
名称 | 標高 | レベル | 歩行時間 | 歩行距離 |
小田川コース | 最高550m 最低500m | らくちん | 1時間30分 | 1.3km |
清流小田川に沿って1週する平坦なコース。ウッドチップが敷かれているので歩きやすく、疲れにくい。川沿いには体験棟や研修館、炭焼き小屋などが立ち、休憩場所(ベンチ)もある。川のせせらぎと四季折々の植物を楽しみながら、森の中をゆっくりと過ごせる。 | ||||
山野草園コース | 最高550m 最低500m | らくちん | 1時間30分 | 1.5km |
約50種類の薬草薬木を栽培する山野草園を歩く。数多くの野草が開花する5月上旬~中旬の散策がおすすめ。周辺は樹齢50~60のスギ・ヒノキの混合林で、ベンチや地面に座ったり、寝転がったりできる座観ポイントもある。歩行コースにはウッドチップを敷き詰めているので歩きやすい。 |
★☆★しっかりほっこり癒されたいあなたへ★☆★
【飯南町さとやまリトリート】
※ご希望に応じオーダーメイドでメニューを作成いたします。
【1日目】
出雲大社の大しめ縄を手掛ける「大しめなわ創作館」でオリジナルミニしめ縄作り
(春)氷河期時代の残存植物・ミツガシワなど希少な湿地性植物が咲き誇る「赤名湿地」鑑賞
(夏)大自然に抱かれた清流で童心に返って川と戯れる「シャワークライミング」
(秋)地域の伝統行事で町内各所で煌びやかな着物を着た町民が舞う「はやしこ」祭り観賞
(冬)白銀の森を専用ガイドと巡る「スノーシュートレッキング」
【宿泊】
森林セラピーロードに隣接した「森のホテルもりのす」で都会の喧騒を離れ、特産の奥出雲和牛と高原野菜をグリルスタイルでお召し上がりください。
【2日目】
早朝の清々しい森で森林セラピー体験
ツアー例:半日コース 半日・・・森林セラピーガイド1人につき、8,000円(3時間程度) |
観光![]() 飯南町では、古くから出雲大社神楽殿の大しめ縄の制作が行われ、しめ縄づくりの技術と伝統が受け継がれています。大しめなわ創作館では、しめ縄の生産を行いながら、町に伝わるしめ縄文化を後世に伝えるとともに、制作工房の見学、資料展示、また実際にしめ縄づくりを体験していただけるコーナーを用意し、「大しめ縄の町」飯南町をご紹介します。 |