鹿角市は十和田八幡平国立公園を背景にひかえ、八幡平の山頂部にはブナ林、山稜部にはハイマツ林が広がり、
標高に応じて変化するさまざまなタイプの森林景観が見られる。
セラピーゾーンは4つに分かれ、アクセスも異なるのが大きな特徴。
八幡平ゾーンは、ブナの原生林や高山植物、個性的な温泉に恵まれ、主要拠点となる八幡平ビジターセンターもここにある。
湯瀬渓谷ゾーンは、新緑や紅葉の渓谷散策が楽しみ。また、大湯ゾーンには大湯環状列石に代表される歴史と文化、800年の歴史を誇る温泉、数々の滝などがあり、
変化に富む。そして、東山ゾーンは、市中心部に位置し、アクセスが容易で各種スポーツ施設を備える。
問い合わせ先 | 鹿角市産業部観光交流課:0186-30-1310 特定非営利活動法人かづのふるさと学舎:0186-30-4021 ゆらら/かづの八幡平森林セラピーステーション:0186-31-2288 |
公式HP | かづの森林セラピー基地 |
認定 | 2008年4月 | 森林 | ブナ林、秋田スギ林、針広混交林 |
代表的な樹種 | ブナ・スギ・シラカバ・カラマツ |
ロード数 | 8(うちバリアフリーロード:1) |
名称 | 標高 | レベル | 歩行時間 | 歩行距離 |
湯瀬渓谷 | 最高213m 最低174m | らくちん | 1時間20分 | 4.7km |
名勝湯瀬渓谷の両岸に位置し、米代川のせせらぎや侵食された峡谷が織りなす美観、豊富な温泉による森林セラピーを体感。 | ||||
大沼 | 最高960m 最低945m | らくちん | 30分 | 2.0km |
八幡平の中腹にある沼で、周囲には湿原が広がり、木道が整備されており、高層湿原の植物を観察できる。 | ||||
蒸ノ湯 | 最高1110m 最低802m | ふつう | 1時間50分 | 6.0km |
日本秘湯の宿にも登録される「ふけの湯温泉」からブナの原生林の中を歩き、八幡平ビジターセンター、大沼へと至るコース。 | ||||
後生掛 | 最高1150m 最低990m | らくちん | 40分 | 2.3km |
後生掛温泉から続く自然研究路では、墳湯や湯沼、泥火山、噴気孔、マッドポットなど珍しい火山現象を見ることができる。 | ||||
東山 | 最高317m 最低235m | ふつう | 2時間20分 | 8.8km |
冬はクロスカントリーコースとなるところで、道幅も広くゆったり歩ける。終点部には、トイレ・水飲み場・あずま屋も完備されている。 | ||||
黒森山 | 最高412m 最低219m | ふつう | 1時間30分 | 5.7km |
黒森山自然公園を囲うようにコースが伸びる。縄文時代後期(約4000年前)の遺跡である大湯環状列石も多い。 | ||||
中滝 | 最高360m 最低330m | ゆったり | 20分 | 1.2km |
中滝・止滝を眺めるAコースと、錦見の滝・湯の又の滝を眺めるBコースがある。 |
鹿角市の森林セラピー基地【森と水の癒し里かづの】の拠点は2つ。
鹿角市の森林セラピーに関する紹介や情報発信などのインフォメーション機能に加え、各種測定機器を揃えており、
セルフでの健康チェックが可能です。また、休憩場所を確保していますので、森林セラピー体験の前後に気軽にご利用いただける“森の駅”です。
セラピーメニューを提供する拠点宿泊施設が「かづの森の癒し宿」。5軒が登録され、郷土料理のほか、地場産食材を使って薬膳や精進料理風に調理した 「かづの森の癒し食・かづの森の癒し弁当」などのセラピー料理が味わえる。どの宿も温泉と料理で心身ともに癒せるだろう。
かづの森の癒し宿認定宿泊施設
おみやげここが発祥というきりたんぽが代表。全国で最も出荷が遅い「北限の桃」、松館しぼり大根、鹿角りんご、低コレステロールで旨み成分が多い 八幡平ポークなどが有名。 |
観光施設縄文遺跡の大湯環状列石、近代産業遺産の史跡尾去沢鉱山、日本最古の現役木造芝居小屋康楽館、旧関善酒店主屋などが近く、 十和田湖や奥入瀬渓流にも行ける。 |
体験施設十和田湖と八幡平を結ぶ国道282号線の道の駅かづのにある「鹿角観光ふるさと館あんとらあ」では、 きりたんぽ、南部せんべい、しそ巻き大根作りなどのほか、わら細工や組木細工などの体験メニューが用意されている。 キャンプ場など、アウトドア施設も併設する。 |