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森林セラピーの歩み

森林セラピー研究会について

設立の趣旨



現在は高ストレス社会が蔓延し
様々な問題を抱えています。

テクノストレスに代表される現代のストレス社会において、森林や木材がもたらしてくれる生理的リラックス効果に国民の関心や期待が高まっています。

森林浴という言葉が昭和57年に登場してから25年。

森林のもつ心身の癒し効果を活かし、健康維持・増進やリハビリテ-ションに役立てる「森林セラピー」が注目されるようになってきました。

けれども、森林の快適性増進効果や療法効果については、医学的な解明が現状では不十分です。客観的かつ科学的な分析(エビデンス)に基づく効能の評価とセラピーメニューの確立が求められています。

当研究会は、産学官連携によって、健康維持・増進に向けた森林の活用、森林セラピーにかかる医学的な課題の解明、国民への普及等を図っていこうとするものです。

予防と癒しの医学を ~膨張する国民医療費(32兆円)の軽減は急がれる課題です~



年間約31兆円の国民医療費の
半分は65歳以上の患者によります

医療経済をトータルで考え、医療費、社会保障費を減らすことを皆が考えなければならない時代になりました。そのためには予防と癒しの「森林医学」を積極的に進めていくことが重要です。

おりしも人の生理的反応を計測し、医学的に解釈することが、ここ数年の生理人類学の進展により、飛躍的に進んできました。中枢神経(近赤外線分光法、脳派等)、自律神経系(血圧、脈拍、心拍変動数、瞳孔、末梢血流量、精神性発汗等)、内分泌系(唾液中コルチゾール等)、免疫系(唾液中免疫グロブリン等)の生理指標に加え、唾液中アミラーゼ等生体に負担をかけないで得られる生理指標の開発が急速に進み、自然由来の快適性増進効果に関する生理データがあきらかにされてきました。

このような測定環境の変化により森林浴から得られるリラックス度等を生理的(医学的)かつ心理的に、しかも体系的に解明していく環境が整いはじめてきています。

林野庁は、平成16~18年に「森林系環境要素が人の生理的効果に及ぼす影響の解明(農林水産省先端技術を活用した農林水産研究高度化事業)」に着手してきました。
これにより、森林環境がもたらす心理的効果のみならず、生理的効果について、客観的、科学的解明が本格的に進みました。本研究会は同事業とも連携をとりつつ、多様な機関との連携を通して活動を展開しています。


「森林セラピー」とは

森林の有する地形や気候、植物等の自然を活用した、心と身体の健康づくりに資する活動をさします。呼吸法やヨガ、アロマテラピー等を組み込んだ心のリラクセーション・プログラムや、森林ウォーキングや森林づくり体験等の運動を通じた身体のフィットネス・プログラムなどがあげられます。

設立の目的



平成16年3月30
「森林セラピー研究会」設立総会

産学官連携による森林セラピーに関する医学的効果の解明に係る調査、研究、広報活動の実施
森林セラピーの実践にかかる諸条件(制度、セラピーメニュー等)の検討・整備